ヤマハ音楽教室に興味はあるけど、他のピアノ教室と違いって何?
ヤマハって、大手だから月謝も高いんじゃないの?
そんな、悩みを持つ4歳年中さん・5歳年長さんの親御さん。
ヤマハ音楽教室に対する不安や悩みを、この記事で解決しますよ。
こんにちは、しろです。
子どもがヤマハ音楽教室に7年通っています。
姉妹2人分経験した私が、ヤマハの本当のことを教えちゃいます!
この記事では、
ヤマハ音楽教室に通うことによるメリットはもちろん、
ここはイマイチかもと思うデメリットも包み隠さずお伝えします。
このような1日体験だけでは分からないヤマハのホントの話をお教えします。
私は2人の子どもをヤマハ音楽教室に通わせており、幼児科も2人分経験しています。
そこでのレッスンの内容や、成果、実際に我が家が支払った金額を公開します。
※こちら以降は、我が家が通っているヤマハ音楽教室の様子をお話しします。
地域・センターによって内容が異なる場合がありますので、参考程度にご覧下さい。
では、まずは4・5歳の子が通うことになる幼児科というクラスの基本情報を確認していきましょう。
ヤマハ|幼児科(4歳年中・5歳年長)とは?
4歳年中・5歳年長の子は、ヤマハ音楽教室では幼児科というクラスに所属します。
1人1台エレクトーンに座り、ひく・きく・よむ・うたうをバランスよく習います。
グループレッスンで、親も隣に座って一緒にレッスンを受けるのが特徴です。
料金も含めた基本情報を一覧にまとめました。
ヤマハ音楽教室のレッスン内容やカリキュラムは全国一律です。
開講月は5月で、幼児科のレッスンは2年間です。
4歳で幼児科Ⅰ、5歳で幼児科Ⅱを受講するのが基本です。
開講月に遅れてしまった場合は、レッスンに追いつくための個人レッスンを受講する場合があります。
幼児科に途中から入会する場合について、
4歳幼児科までに始めるべきたった1つの理由に詳しく記載しています。
親子参加のグループレッスンですが、親は子どもが困ったときに補助する程度です。
他の音楽教室と大きく違うところは、
の2点です。
では、実際のレッスンの様子をご紹介していきます。
ヤマハ|幼児科(4歳・5歳)のレッスン内容|口コミ
我が家は、
- 月曜日15:30~16:30
- 親子6組程度
のレッスンに通っていました。
そこでの具体的な1レッスンの流れをまとめました。
幼児科に通う4~5歳は耳の力がぐんと伸びる時期です。
なので、幼児科のレッスンではきく・うたう・ひく・よむの4つを取り入れています。
たくさんの音楽を聴き、歌い、弾く体験を重ねることが、音楽の基礎を作り上げます。
では、ヤマハ音楽教室の幼児科では、実際にどのようなレッスンを受けるのでしょうか?
入室~出席
親子で教室に入ります。
1人1台好きなエレクトーンに座り、親も隣に座ります。
レッスンの準備でテキストを出したり、他のお友達の親子と雑談しながら待ちます。
時間になったら、先生がレッスンをはじめます。
まずは、挨拶をして出席を取ります。
きく・うたう
ヤマハ音楽教室では、ピアノだけでなく歌もうたいます。
年齢にあったヤマハオリジナルの歌がテキストに載っています。
みんなで歌うので、恥ずかしがり屋さんでも大丈夫ですよ。
細かくはありませんが、技術的な指導もしてくれます。
また、和音(ドミソなどのハーモニー)も耳で聴いてうたいます。
最初は全く分からなくても、2年間続けると聞き取れるようになってきます。
ヤマハはきいて・うたって・ひくが基本の流れです。
エレクトーンをひく
毎週少しづつ曲を習い、エレクトーンで弾きます。
まず音楽をきいてドレミでうたえるようにし、そこからようやく弾く練習が始まります。
一般的なピアノ教室と違い、楽譜とにらめっこすることはあまりないのが特徴です。
幼児科はドを弾くところから始まり、ゆっくりと時間をかけてレベルアップしていきます。
最初の頃は、覚えの早い子は退屈かもしれません。
慣れてくると2~3曲同時に習ったりするので、家での練習が必須になります。
また大きな特徴として、グループでのアンサンブルがあります。
使う楽器はエレクトーンだけですが、お友達と合わせて弾くのはグループレッスンならではです。
他の人と合わせて弾くのは、音楽的技術はもちろん、精神面の成長も促します。
何よりお友達と合わせるアンサンブルは、子ども自身も楽しいようです。
楽譜をよむ
比重はあまり大きくありませんが、楽譜の練習もします。
弾くのが完成した曲の楽譜を、歌いながら指でたどります。
音の高低や、長さ、調合などを覚えるためです。
また、五線マグネットに音符(黒磁石)を置く勉強もします。
読みは個人差も大きく、親が手助けが必要な場合が多いです。
音楽の読み書きに関しては、他のピアノ教室よりも劣るイメージです。
宿題
基本的に宿題は毎回あります。
ヤマハ幼児科の宿題は主に2種類あります。
ドリルは1回につき1ページが目安です。
音符を鉛筆で書いたり、楽譜を読んで鍵盤の絵にシールを貼ったりします。
難しくはありませんが、宿題忘れは恥ずかしいので、習慣づけることが大事です。
レッスンの復習では、ピアノの練習の他、曲を聞いたり・歌ったりするのが宿題です。
レッスンの最後に「○○は右手まで練習」と先生から指示が出るので、親がメモを取ります。
そして、次のレッスンまでに出来るように家で練習します。
先生によく「毎日10分でもいいから、練習する習慣をつけよう」と言われました。
ヤマハ幼児科では、テキストに載ってる曲はすべて教材のCDに入っています。
なので、テキストだけで分からない場合は曲を聞けばほとんどのことが解決します。
ただし、子どもはまだ幼稚園生。
自分から取り組めなかったり、一生懸命やったとしても間違えてしまうこともあります。
かなりの手間ではありますが、親と一緒に取り組む方がスムーズに進められます。
グループレッスンなので、自分ができなくてもどんどん授業は進んでしまいます。
習ったことは次のレッスンまでに仕上げることを目指して、しっかり自宅練習しましょうね。
幼児科の2年間でできるようになること
ヤマハ音楽教室の幼児科のレッスンを2年間受けると、こんなことができるようになります。
「きく」「うたう」「ひく」「よむ」の4つの視点から見てみましょう。
きく・うたう
ピアノの和音(ハーモニー)を聞き取り、歌うことを繰り返します。
毎回5分程度の時間ですが、反復練習となり自然に身についていきます。
和音の響きを覚えると、「ハ長調の曲にはドミソが合う」と感覚的に分かるようになるので、自分でメロディーに伴奏づけができるようになります。
またCDに合わせて、歌やこれから弾く曲を聴いたり歌ったりします。
ヤマハ音楽教室では、まず耳で聴き、歌って曲を覚えることがレッスンの基本となっています。
幼児期は耳の力がぐんと伸びる時期なので、きく・うたう能力がとてもつきます。
そして残念なことに、この時期を過ぎてしまうと耳の力は伸びにくくなります。
我が家の小学生は、テレビから流れてくるメロディーをピアノで弾けますし、歌も大人顔負けです。
絶対音感までではないですが、音楽を楽しんで自分で表現する力の基礎を幼児科でつけることができました。
ひく
きく・うたうで覚えた曲を実際にエレクトーンで弾きます。
最初は「ド」の位置を覚えることから始まり、
片手の曲→片手ずつ順番に弾く曲→両手の曲とレベルアップしていきます。
2年目には、左手で和音の伴奏を、右手でメロディーを弾けるようになります。
また幼児科の最後の曲では、伴奏付けといってメロディーの曲に合う伴奏を自分で作ります。
一見難しそうですが、幼児科のカリキュラムを2年間頑張ってきた子たちは、すんなりできちゃいますよ。
よむ
きく・うたう・ひくで完成した曲を、最後に楽譜と照らし合わせてよみます。
他にも、宿題のドリルで五線に書いたり、レッスンでも「この音なあに?」と音階を勉強したりします。
幼児科2年間で、初歩的な楽譜が読めるようになりました。
ですが、よむに関しては、他の個人のピアノ教室の方が重点を置いているように思います。
ヤマハでも小学生になると、ガンガンよむ練習をしていきます。
ヤマハ音楽教室の月謝と費用
毎月のレッスン料以外にも、費用がかかります。
大きく3つに分けて解説していきます。
入会時に支払う料金
入会時には入会金と教材費を支払います。
教材費は半年分ずつ注文するのが基本で、
その後は、購入時期になったらスタッフさんが注文書を渡してくれます。
詳しい教材内容はヤマハ音楽教室公式HP【幼児科教材費】をご参照下さい。
毎月支払う金額
毎月、レッスン料にプラスして施設料も引き落とされます。
金額は、レッスン会場によって異なります。
我が家の幼児科のころの通帳には、毎月8,316円の引き落としが記載されていました。
特別な費用
ヤマハ音楽教室では、年に1回発表会があります。
自由参加ですが、生徒の90%は出席します。
参加するのに費用(我が家の場合9800円)がかかりますが、後日カッコよく編集された発表会のDVDがもらえます。
発表会の様子は別記事で詳しくお話しますね。
また幼児科2年目の最後に、基礎グレードという試験を受けます。
こちらも費用がかかります(基礎グレードは3,000円程度でした)。
幼児科のまとめで難しくはありませんが、小学生コースに進むのであれば全員受験しなければなりません。
ヤマハ|幼児科で必要な楽器
幼児科で必要な楽器
結論から申し上げると、幼児科の家での練習では54鍵盤キーボードがあれば十分です。
幼児科のレッスンではエレクトーンの鍵盤を弾くだけなので、鍵盤の重さも足ペダルも必要ないからです。
ヤマハに楽器の相談をすると、ピアノやエレクトーンの購入を勧められると思います。
でも、子どもはまだ幼稚園生。
本物の楽器は、何十万円もします。
この先ずっと続けていくのであれば、早いうちに本物の楽器を購入もアリでしょう。
でも、とりあえず始めた人や、幼稚園の間だけ習おうと思っている人が購入する必要はないと思います。
キーボードできちんと練習していけば大丈夫です!
我が家も幼児科はキーボードで問題なかったですから。
楽器についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
家での練習は必須
ヤマハ音楽教室だけでなくどこのピアノ教室も一緒だと思いますが、先生に弾き方を習ったら練習するのは家です。
レッスンで曲を習う
↓
習ったところまで家で練習
↓
次のレッスンの時に復習
↓
新しい部分を習う
音楽は、レッスン↔家で練習の繰り返しです。
なので、家に鍵盤楽器が何もないのはマズいです。
練習がきちんとできるように、最低限キーボードは準備しましょう。
ヤマハ|幼児科(4歳年中・5歳年長)まとめ
ヤマハ音楽教室の幼児科(4歳年中・5歳年長)について、お話しました。
ヤマハのレッスンは、音楽を総合的に習うイメージです。
鍵盤を弾くだけにおさまらず、歌ったり聞いたり。
まさに音を楽しむレッスンになっています。
この記事が、みなさんの習い事選びのお役に立てれば幸いです。